事業内容

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高速道路の補修工事

高速道路などの補修工事

補修工事の受注・施工

老朽化した高速道路を確実に補修することが喫緊の課題です。中でも、橋梁・舗装の補修には高度な技術が要求されています。 当社は、次の工事をはじめとする補修工事に卓越した技術を有し、その施工に専門性を高めています。

今後、より一層老朽化が確実に進行するため、関連工事の受注・施工量の増加が予想され、補修技術に習熟した社員を中心として、高い技術・技能を有する施工体制を実現します。

MMジョイントによる橋梁ジョイントの補修

MMジョイントとは

MMジョイントは弾性及び付着性に優れた特性を持つバインダー材を使用した防水性と耐久性に富んだ埋設ジョイントで、その高い防水機能によりジョイント部からの漏水を防止し、橋梁端部の損傷を防ぎ、橋梁全体の耐久性の向上、LCCの低減に繋がります。

特徴

高い付着性、耐久性、防水性、振動・騒音の軽減など走行性能を兼ね備えたマルチなジョイント工法です。付着性・伸縮性に優れたマトリクス502バインダーを塗布することで漏水を防ぎます。

品質性能

MMジョイントは埋設型ジョイントとしてはすでに、株式会社高速道路総合技術研究所においてその性能評価は高く認められましたが、このたび、一般社団法人日本建設機械施工協会施工技術研究所においても実物大供試体試験においNEXCOの示す性能評価基準に合格いたしました。
MMジョイントは、西日本高速道路メンテナンス九州株式会社が日本で一番最初に技術導入した、マトリクス502バインダーを使用する埋設型ジョイントです。
この卓越した品質性能で橋梁を水による劣化を防ぎ、長寿命化に貢献いたします。

MMジョイントについて

MMジョイントの詳細については、「日本MMジョイント協会公式サイト」をご覧ください。

適用条件

項目 選定基準
適用橋種 RC橋・PC橋・鋼橋
斜角 60度以上
活荷重による桁回転の段 6mm以下
縦横断勾配 6%以下
施工厚 50mm〜150mm(歩行部は、別途検討)
施工幅 400㎜~600㎜ 500㎜~600㎜
伸縮量 20mm以下 40mm以下
最大遊間量 40mm以下 75mm以下
  • 恒常的に渋滞が発生しない箇所であること。
  • 車両の発進、停止が頻繁に発生しない箇所であること。
  • MMジョイントの接合部の既設舗装が、老朽化していないこと。

MMジョイントの標準断面

MMジョイントの施工機械

∇スーパーショットメルター60(As溶解釜・クラック注入機自社保有)
∇パッチャーⅡ(As溶解ミキサー) (2022年春・自社新規導入)

(提供 エムケービルド(株))

MMジョイントの施工実績

合計5330m(主に東北6県内H24~R5・12年間)(年間約445m施工)

MMジョイントの施工状況

①着工前
②舗装切断状況
③舗装取壊し状況
④舗設状況
⑤バインダー充填
⑥転圧状況
⑦完成

構造物等保全工事の施工

東北地方をはじめ積雪寒冷地の道路構造物は、コンクリートが凍害や塩害による損傷を受けることがあります。こうした損傷を適切に補修するには、損傷部を取り除き、特殊コンクリート等を用いて、適切な構造物の断面となるよう断面修復を行います。(株)MSC東北はこれまで、高速道路会社等の仕様にしたがった構造物補修の施工実績を積み重ねています。

断面修復剤吹付状況

断面修復剤吹付状況

橋梁下部工断面修復完了

クラックカットシール工事施工

アスファルト舗装に発生したひび割れ(クラック)部をクラックカット施工機械(ペーブメントカッター)を用いて形状に沿って切削し、あたかも私たちが切り傷を負ったときに絆創膏を張って手当てをするかのように予防的修繕を行う上で、切削オーバーレイ等の工法と比較してコスト効果が期待できます。
特殊アスファルト樹脂を注入して、ひび割れを補修する工法です。

①着工前
②クラック切削状況
③材料注入状況
④完成

※標準切削形:W=12mm・h=19mm(最大W=38mm h=12mm)

適用可能範囲:アスファルト舗装のひび割れ、コンクリート舗装目地に対する止水
特に効果の高い適用範囲:ひび割れ幅3~38mmでひび割れ率が20%~35%の範囲

  • 弊社では最大330m/日の施工実績があり、付着力・耐久性において高い評価を頂いております。
  • 予防的修繕を行う上で、切削オーバーレイ等の工法と比較してコスト効果が期待できます。

資材販売

幅3mm以下の小さなクラックやCo目地、コールドジョイントの止水としても使え、張り付けてバーナー等であぶるだけで付着する【クイックシール】舗装体と密着して実現する耐久性が、高く評価されています。

他にも様々な資材の販売をしておりますのでご相談ください。

エムケービルド(株)提供

高速道路での施工事例

クイックシール貼付状況

付着加熱状況

※舗装と側溝の目地部からの浸水防止を目的として施工を行いました。
※シール全体をトーチ等で炙った後、両端部を再度炙ることにより付着が良くなります。

  • 弊社では舗装と側溝の継目からの浸水による側溝落込みを防止するための施工を行っています。
  • 【クイックシール】を主材とした施工を行い、シンプルな施工手順によって360m/日の施工実績があります。
  • 止水性に優れていてシンプルな施工手順で小規模クラック補修にも短時間で対応でき、耐久性も高く、非常に高い評価を頂いております。

高速道路保全工事等の施工管理

保全工事の施工管理業務(派遣)

高速道路の維持・修繕を担当するNEXCOグループ会社などの職場に、業務を補助・支援する社員を派遣しています。
派遣された社員は、高速道路の保全工事に係る工事管理(工事予定価格の積算、施工計画立案、工事管理、工事記録等)に従事して、高速道路の保全に貢献しています。

写真 高速道路における舗装保全工事の施工管理イメージ

高速道路の雪氷対策の補助業務

高速道路の雪氷対策

冬期間、高速道路の安全・確実な交通機能を確保することは、東北地方の生活・経済にとって極めて重要です。
そのため高速道路会社とそのグループ会社は、冬期間絶え間なく高速道路の除雪や路面の凍結防止作業を、絶えまなく適宜・実施しています。
雪氷作業を確実・効果的に実施するには、高速道路会社の施設内に備えた種々の機器を使用し、気象情報の収集、路面状態の監視等を行い、作業実施のタイミング・作業内容を的確に判断する必要があります。

判断した事項は、除雪車等の作業班に伝達され、作業は高速道路管理施設や高速道路管制センターと緊密な連絡を取り合って実施されます。
実施した作業内容は、PC内の帳票等に入力・記録されます。

雪氷対策作業の補助業務(雪氷管理派遣業務)

派遣された社員は、高速道路会社の関連組織の指示者のもと、高速道路会社の施設において、次の業務の補助を行います。
機器を使用し、気象情報の収集、路面・交通状態の監視

  • 作業実施判断の補助
  • 作業班へ作業の指示伝達
  • 作業中、作業班との連絡
  • 作業内容の記録

写真 冬期、高速道路の「雪道」の例

写真 東北の高速道路で行っている除雪作業の様子

写真 東北自動車道(下り線、安代IC・鹿角八幡平IC)の防雪林

写真 冬の道路を管理している道路管理会社のオペレーションセンターと管理員。送られてくる様々な道路・交通・気象などの情報をもとに、必要な道路除雪・凍結防止作業などの判断や作業基地との連絡(補助)などを行います。

写真 冬の道路管理会社に集結した除雪車群

  • 気象情報、交通・路面情報の収集

  • 作業内容・タイミング判断

  • 判断内容を作業班に伝達

  • 作業班と進行等を相互連絡

  • 作業内容の記録

高速道路のサービスエリア等で発生するゴミ(廃棄物)の収集・運搬業務(派遣)

高速道路会社とそのグループ会社は、高速道路のサービスエリアに立ち寄られたお客様がいつも気持ちよくご利用いただけるよう、お客様がゴミ箱に捨てたゴミ(廃棄物)を回収・分別して、クリーンセンター等の決められた処分場に搬出しています。

高速道路の清掃を担当しているNEXCOグループ会社などの職場に、清掃業務を補助・支援する社員を派遣しています。
派遣された社員は、ゴミ箱から回収・分別されて一時仮置きスペースに保管されたゴミ(廃棄物)を各所から収集し所定の処分場に運搬する業務に従事して、清潔で気持ちの良いサービスエリアの実現に貢献しています。